てんをつないで、よもぎ日記。

先日急にこの情報を仕入れ参加することに。
ソーシャルビジネスシンポジウム2010＠福岡

佐賀県内で活動されているＮＰＯさんのお姿もありました。社会的課題（貧困問題・格差社会）をどうにかしたいと考えている20代女性と数名お会いでき、日本の若者心強い！と思うと同時に、こういう人を大切にできるような世の中であって欲しいと思いました

一度聴いてみたいなぁと思っていたマザーハウスの山崎氏が講師にいらっしゃいました。愛用してるマザーハウスのバッグは使いやすくて丈夫ですでも買った理由はそれだけじゃなくて、バッグのその裏にある「物語」の存在。『人はそのストーリに心動かされ購買活動へ動くその為にも、ショップスタッフ（接客販売する人）は、Story Creater, Story Tellerby 山崎氏』そう言えば私が接客して頂いた時も、とても人肌感じる接客で、バングラディシュの工場の話を色々教えていただきました。

二人目の講師。鹿児島県の有限会社　えこふぁーむ　専務取締役　中村氏のお話。こちらもホント面白くって。レンタカーじゃなく「レンタブー」豚をレンタルして放牧して、除草するんですって!!

パネルディスカッションでは、宮崎文化本舗の石田氏も加わり個性豊かな対談。色々な話がありました。
●ＳＢは、関る全ての仕事の中に、感動が沢山つまっている。（山崎氏）
●地域課題へ立ち向かうためのビジネス。そこに気付き動こうとする人がまずぶつかる壁がお金（資金）のこと。地域の銀行、間接金融との良好な関係や理解促進を図ることも大切。（山崎氏）
●プロにはなれないけれど、対等に話せる言語（知識）が必要（山崎氏）。これに対し、専門家は要らない。大人は心にブレーキがかかる...子どものように、好き、挑戦したいという思いを行動に移すことが大切（中村氏）
●人の役目。役割分担。（石田氏）
●情報発信の時代、隠そうとしても隠せない時代だから、より真摯に正直に仕事をする。（山崎氏）
●本当の意味の”ブランド”。不必要な人には売らない。ブランド名だけで選ばれるのではなく、本質が分かる人が買い求めていただけるモノを創る。そしてそれは、その人自身がブランドとなる。（中村氏）
●地域を好きになること＝好きこそものの上手なれ（山崎氏）
●現場を知る。セミナーでは知る、思うことはできる。でも現場では、感じることができるから。（中村氏）


様々なモデルを知り、へぇー、ほぉ～、そんな可能性もあるのね！とワクワクしているのですが、皆さんがおっしゃる共通する言葉もあるなぁと思う、今日この頃です。

ソーシャルビジネスの上で、商品を買う＝お金を使う　という行動は、
その社会的ビジネスに、投資されている＝期待している　ということ。
お客様からのお金を、お預かりしている、ということ。

ソーシャルビジネスって、日本の元来の商い的感覚なのかも