てんをつないで、よもぎ日記。

武雄保養村、宇宙科学館の横にある池、『池ノ内湖』。
今日～明日（10/30～31）は、5年に1度の池干し☆

私が到着したのは11時過ぎ。池にはボートで網を寄せる人、全身入って少しずつ少しずつ網を岸側へ寄せる人、その様子を見物する多くの人!!

この週末を迎えるにあたり、この1カ月ほど、ため池の水位を毎日ほぼ２１cmずつ下げていらっしゃったそう

この「池ノ内湖」。今年、農水省「ため池百選」に選定されています。その理由は、『この地域では、地元農業者を中心に湖畔の各施設、地元高校、保育園、水環境団体や行政が参加して総合的水管理が行われています。特に、武雄高校科学部による生物多様性保全を目標とした魚類相変化の調査や特定外来生物の排除活動は、全国的に高い評価を得ています。』

今日の池干しも、地域の様々な方が関わっていらっしゃいました。この日を迎えるまで、雨が降れば水位を調節せねばならず... 地域の田に、流れる水の量にも影響するようで、水利組合の方が微妙な水量調節をされています。

今日、池から出てきた魚は、殆どが、ブラックバスやブルーギルなどの外来種でした在来種のコイやフナは、本当に少なそう。

とっても大きなコイが出てきたのには驚きましたが（70cmぐらいあったでしょうか？）、伺ったところ、小さな在来種は生き残れずに大きいのが残るそうで...

地域の方が協力し、歴史ある溜め池、自然の生態系を守るために、外来種を駆除する取り組みが色々行われているのだなぁと思いました。地元の武雄高校生は「外来種産卵床」を設置して引き上げることにより、繁殖を増やさないような取り組みを行っていますし、外来種のキャッチ＆リリースでなく、外来種を食せるメニューを考えたりも。

池干しは、明日10/31日も行われますよ～今日よりも更に水位が低くなるので、もっとわんさか魚が掴みやすいのかも!?

永島地区公民館では、豚汁の振る舞いもあっているようでした。シャワーもあるそうですので、着替えを持って家族でお出かけするのも楽しいかもですね。今日も、家族で楽しんでいらっしゃる方が多くいらっしゃいました

主催：武雄温泉保養村の環境を考える会
共催：池ノ内湖溜池水利組合、佐賀水ネット