てんをつないで、よもぎ日記。

こ、これは、、、体感せねば、伝わらないと思うのです...
ミステリースポット、武雄市若木町　八幡岳の『風穴』。

今回の第三弾となる「まちあるき」＋「交流会」in 若木には、夏休み中でもあり子どもの参加も多く、約30名が参加下さいました。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!!

3年程前に巷で話題になって、昨年は大きく西日本新聞にも掲載されたので、どうしても行ってみたかった『風穴』。場所は武雄市若木町永野地区。小さな集落から更に上に、ちょっとした山登りです

今回、若木町の地域の方にも大変お世話になりました。実は数週間前に下見を行ったときは、道が悪く風穴までたどり着けなかったのです。その後、地区の方々で整備をしていただいたようで...本当にありがとうございました。

行程には分かりやすいように、ロープが引かれているので、初めての人でもゴールまでは辿りつけると思います。でもやっぱり、一人は厳しいでしょう。音を立てて行かないと、イノシシが出そうな雰囲気ですから…ね。

この道中、私はまるで外国を旅しているかのように思えて仕方がありませんでした。岩盤の重なりに、深い緑のコケや木の根が絡まる姿は、カンボジア　アンコールワットのベンメリアを。

竹林が、自然と朽ちて竹の軋む音さえ聞こえる静けさ。その黒く土へ還る姿は、オーストラリアのブッシュを。

ありがたいことに、地区の生産組合長　緒方さんがガイドをしてくださいました。やはり、土地のことは、土地の人に聞くべし。解説を聞く参加者から、へぇ～、ほぉ～、と驚きの声が。

暑い夏に火照った身体で風穴の前に立つと、一瞬にして、体感温度が変わります。どうしてこんなに冷気が出てるの？？？エッ？？何これ。「風穴」って涼しいんだろな、そんな思いは5分も穴の中に居ると、寒いにかわる程。これは、体感しないときっと分からない。

写真でわかるかなぁ…穴の中から外へ出ていく冷気。腰を低くしておくと、冷気がスーッと出てくるから気持ちよくて、皆しゃがみこんでいました(笑)

風穴の中は、真っ暗。私達人間が、突然ドドドーっと押し寄せてしまったもので、居心地良く暮らしていたコウモリさん達を驚かせてしまいました。ごめんなさい。

超音波をキャッチして人には当たらないと言われるけれど、何度も額にぶつかってきました。それにしても凄い数のコウモリでした...チューチュー？ってネズミみたいな音を発していました。


また、今回、噂を聞きつけ新聞記者もいらっしゃっていたのですが、記者さん達も期待以上だった様子です。こちらをクリックしてみてください。記事の下にはナント動画も掲載されています!!


この後場所を移し、地域に関係するCSO、『NPO法人 循環型たてもの研究塾（じゅんたて）』さんと『武雄三樹物語』さんに活動発表をしていただきました。

20年の歴史を越えて、繋がる思いを再確認。
この件についてはまた別枠で。

交流会は、今回、じゅんたてさんの定例会に参加させて頂くかたち。大盛り上がり。男の手料理は本当美味しかったです!!

まちあるきを開催してみると、毎回発見があります。それは、地域のお宝を発見するだけに限らずです。地域の生き字引的方のお話は最高のガイドです。そしてそこで世代間のズレを感じることも、すっぽりと抜けた空間を見つけてしまうことも、自分の無知さも、改めて発見します。


たかが『まちあるき』、
されど『まちあるき』。

本当に、色んなことに気付かさせてくれます。

ご参加、ご協力、応援してくださった皆様、ありがとうございました!!