てんをつないで、よもぎ日記。

ん？『大楠のポーズ!?』
カメラを向けると、すぐこんなポーズをとってくれるなんて...嬉しいです（笑）

武雄三樹物語主催、三樹を知る勉強会『巨樹のささやき』の様子（3/13土）新旧事務局担当のお二人です。

佐賀植物友の会　庭木信昌氏を講師にお迎えし、武雄に宿る巨木と、そこから見える先祖の思い、現代に生かされている自分達の使命など、興味深いお話をいただきました。

会場には、観光ボランティアガイドさん、地域の方々などがいらっしゃいました。『武雄の三本の大楠』が有名なのはわかるけど...実はその裏の話がステキ改めて武雄の良さを見つめ、知る、よい機会となりました。

さて、突然ですが問題です。
私は12,800位ですが、私の母は22,300位。講師の庭木氏は24,500位。先日友人に誕生した子どもは、たった10。でも、武雄に生きる3本の大楠（武雄の大楠、塚崎の大楠、川古の大楠）は1,095,000。
さて、何を差しているのでしょう？

実はこの数字、いったい何度、お日様を迎えたか...という数字。そう、年齢×365という数字です。こうしてみると、人間の一生たるもののナント短いことか。その中で、私達は悲喜交々ありますが...。この古木の年齢から考えると、なんとなんと人間の一生というものが短かいものかと思います。

私達が生きて知り得るのは、せいぜい数百年過去のことでしょうか。
数千年も遡ると、それはもう、ロマンの世界～
想像の世界、推測の世界です。
ではこの先100年、1000年先、3000年先のことは?

その短い一生の中に、出会うご縁というものは、本当に限られているもの
時間的なタイミングだけではなくて、地理的なタイミングもあるもの。
地球、世界、日本という国の、九州の、佐賀県の、武雄市の、、、と考えると、どれだけの偶然が重なっているのか...。

この武雄市というエリアに、3本の3000年クラスの巨木・古木が残っていること自体が珍しいこと。そこに居合わせ、生活している私達だって
こうして同じ時間をシェアできるのも、ご縁あってこそそう思うと、物事に出会う偶然やタイミングは、何かしら意味があるのだなぁと思います。

上の写真は、推定500年生きたとされる『黒尾の大銀杏』。まだ元気な頃の写真です。大きくて美しくて。私も数年前、市民の方々がブログで情報発信されたお陰で知り、足を運んだことを思い出します。しかし、この黒尾の銀杏もある日、突然倒木となりその一生を終えました。それはそれは、地域の方々のシンボルでもあったでしょうし寂しかったと思います。（下の写真）

余談ですが、最近同じような倒木（1千年）がありました...このニュースを聴いたとき、この木は木の生涯を全うしたのだろうと思いました。がしかし後に続く言葉が...なに？クローン・DNAで再生!?...奇妙...そんな倒木も自然の摂理でしょうし、どうも気持ち悪く感じているのは私だけでしょうか...

さて、話を戻しましょう。
今回のお話に出来てた大楠、銀杏、そして桜。丁度、会場となった武雄市文化会館の江戸彼岸桜も咲き始めていました。こちらも歴史ある桜の木。この桜を目にした瞬間、風邪気味だったよもぎにも、一気に春のが訪れたような気がました

そして、こちらは3/14の庭木ダムの桜(西川登町)。友人がシャメ送ってくれましたありがとう


守り、引き継がれてきているもの、自然。
先代の、ご先祖様の、大切にされてきている"思い"と共に。
きっとその存在自体が、何かしらメッセージを送っているのだと思います。

イマココは単なる通過点かもしれないけれど、だからこそ私達は繋ぐ、次の世代へバトンを渡す役目があるのだと思います。

そのメッセージに気付くために...
武雄三樹物語チームの、その『きっかけづくり』。
今後の取り組みも楽しそうですよ～
要注目